株式会社エスビーケー・トヤマ 竹田工場長からのメッセージ

まだ自社工場のなかった株式会社エスビーケー(現・株式会社食健)は、私が勤務していたバイホロン株式会社(以下バイホロンとします)に商品製造を委託していました。千坂社長(現 千坂諭紀夫会長 以下 会長とします)から、このような処方で作って下さいと依頼されるのですが、それはそれは今までの常識ではおよそ考えられないユニークな発想で、大変興味深く感じたのを覚えています。その奇抜なアイディア故、製造工程は殆どが手作り(苦笑)、しかも夕方から取り掛かっていたため夜な夜な製品作りに打ち込む日々がしばらく続きました。

会長の懐の大きさにふれて
そんな中、全商品返品という最悪のクレームが発生しました。工場で詰める段階まではペースト状だったものが、お客様のお手元に届く頃にはカチコチに硬くなっているという、数にして実に2千本以上が返品されてしまったのです。通常であれば、「この損害はどうしてくれるんだ」と責められ、大問題となるところです。それを会長は「こちらでの処方が悪く申し訳ありませんでした。御社には全く責任はありませんから」と顔色ひとつ変えることなく言われたのです。この言葉を聞いた私の心は、大いに揺さぶられました。
自分の商品にこれほどまでの責任を持って取り組んでいる姿勢と、真に健康に良いものだけを提供したいという、その思いだけが伝わってきたのです。当時会長のされていることが正しいかどうかなんて解らなかった私でしたが、結局これがきっかけとなり、「この人と一緒にやらせていただきたい!」と強く思うようになったのです。その後は妻の反対を押し切って会社を辞め、それが現実のこととなりました。(注:竹田専務はバイホロンでも取締役をされていました)

思い出の「ガンバ」作り  
委託製造への限界を感じていた折、何とか全てに目の行き届く自社工場を!との思いが実現して、会長がずっと温めていた構想の第一弾「玄米をベースにした商品作り」がスタートしました。
その初代「ガンバ」は、300kgの玄米を100時間近く炊いてから、60等分・乾燥・粉末化するのですが、充分な設備も整っていない中、たった3人の手作業という凄まじい状況でした。(汗)。炊き上がった玄米は原型を留めておらず、ねばっとした餅状になり鍋底からスコップで引っ張りあげるだけでもひと苦労(全員腱鞘炎で腕が上がらなくなりました)で、何よりその粘着性がネックとなり、乾きにくく伸ばしにくいといった具合で作業性も上がらず、困難を極めました。ゴマも200kg煮ては乾かすの繰り返し。当時その有様を見た取引先の方が、気の毒に思って(笑い)手伝いにきてくれるほどでした(現 奥野部長※2)。

その一年後に漸く機械が導入され、能率よく作業が進んでいるところ、依然として粉末を篩う(ふるう)のは手作業のまま、その工程だけを手伝いに来てくれた方もいらっしゃいましたが、その殆どは一日で音を上げてしまうという状態でした。篩いの作業だけでこの始末ですから、当時の様子がどれほどのものだったか、いくらかご想像いただけるかと思います。その後、更に機械化が進んで現在に至るわけですが、汗水たらして作り上げた作業そのものが、いまの原点であるのは言うまでもありません。

OEM(他社製品の製造)による業務拡大
根っからの労働者である私は、機械化によって余った時間の有効活用を考えていました。そんなところ、バイホロン時代の取引先から仕事を回してもらえる話が舞い込み、その後も「竹田君にならこの仕事を任せたい」という話が次から次へと入ってくるようになりました。これにより売上が飛躍的に伸びていき、スタッフの人数も増え、食健の売上を遥かに上回る程にまで成長していきました。これは人脈の大切さを、つくづく実感させられる出来事のひとつです。

会長からの無理難題!
会長の2大くちぐせは「煮ろ」と「固めろ」なんですが(笑い)、それは大変難しいことなんです(涙)。食健の商品はとにかく陽性エネルギーを高める、すなわちそれが「煮ろ」ということなんですが、パウダーにしたものを煮るとドロドロになります。そのドロドロを乾かすにはどうしたらいいか?とこちらは相当悩むわけです。 また「固めろ」については食品添加物を使えば造作もありませんが、それを高温炊姿煮玄米粉で固めてくれと言うんです。それが無理なのは会長自身がよくご存知なんですが、そこを何とかやってくれ!の一点張り(苦笑い)。こちらは必死でナチュラル(天然)なもので探すわけですが、有難いことに食健のお客様は、きちんと固まらない=ナチュラル(安心)の証、且つそれを商品の特徴として寛大に受け止めていただけるので、こちらも大いに助かっているのです。それも会長が折に触れ、講演会などで言って下さっているからこそなんですけどね。それなので、私も恩返しとばかりに会長の大好きな!?根菜から摂れる成分(凝固剤)を使用したりしているのです(笑い)。

最後に
専務という立場で全権を任せていただいているので、私としても仕事がやりやすくとても感謝しています。現在トヤマ工場で働いているスタッフも、OEMをやっているからこそ集められた人材ということもあり、様々な職歴を持った方がいて、それぞれの得意分野をいかしながら仕事に携わってくれています。ここに至るまでは確かに苦労もしたし、大変ではありましたが後悔はありません。会長との出会いは、私の人生にとってかけがえのないものです。食健の商品製造は難しいですが、「千坂式の医療施設完成」の夢実現のため、トヤマ工場は一丸となって他社には真似のできないキメ細やかなサービスでこれからも走り続けていきたいと思っています。

株式会社 エスビーケー・トヤマ  専務取締役工場長 竹田 幹男


   

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